富貴蘭選びのポイント
すでにご存知のとおり、富貴蘭とは日本に自生する蘭の一種で、木に着生する風蘭(フウラン)の観賞用品種のことです。この富貴蘭が観賞用として認められには、「日本富貴蘭会」の厳しい審査を通らなくてはならないそうですね。観賞用である富貴蘭は、徳川家11代将軍である家斎が愛好していたそうで、当時からとても高価なものでした。いわゆる高貴な人々に愛された蘭という意味での富貴蘭というわけですね。マニアのあいだでは、固体変異に対する好奇心が旺盛なことから、特に斑入りなどの変わり植物が愛されるようになりました。このようにフウランの変異種である富貴蘭は、古くからマニアのあいだで高価で取り引きされてきたので、「お金の成る延喜の良い植物」と考えられ「延喜草」とも名付けられました。その文化が今も受け継がれているのです。
しかし、富貴蘭とひと口に言ってもいろいろな品種があります。品種によって人気が分かれますので、いわば需給関係によって販売価格が左右される相場性の強い植物と言えるでしょう。このように富貴蘭の販売価格は人気に左右されますので、一定しているわけではありません。日々いろいろな品種が開発されて、次々と新しい富貴蘭が誕生していますので、人気が上がってはまた落ちてゆくという運命にあるのです。当然ながら昔から人気を保ち、現在でも大変根強い人気を誇っている品種もあります。このようなことから、富貴蘭を選ぶ際には値段だけに捉われるのではなく、本当に好きな品種を見つけることも大切です。さもなければ、本来の富貴蘭を育て鑑賞するという原点を見失ってしまいかねません。
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富貴蘭の販売先
さて、富貴蘭を手に入れるには、主に園芸店や造園業者などで販売されているものを購入するという方法が一般的です。これまでご説明したとおり、富貴蘭は高価だというイメージが強いわけですが、なかにはお手頃な富貴蘭もあります。販売価格については、園芸店に問い合わせてみてもいいですし、販売店に直接足を運んで直接ご自分の目で確かめるのもいいでしょう。何より大切なのは、自分の目で確かめ、自分が気に入った富貴蘭を見つけることです。しかし、富貴蘭を扱っている販売店は少ないというのが現状のようですね。ですから、もし富貴蘭を販売している園芸店がお近くにない場合は、通信販売で購入するという方法があります。
通信販売で購入する一番の方法は、園芸雑誌などに掲載されている野性蘭や蘭科植物を扱っている園芸店の広告を見つけることです。最近では広告の中にホームーページのURLを掲載している販売店も見受けられますので、インターネットで簡単に購入できるようになりました。ただし、通信販売で購入するには注意が必要です。実は、このところインターネットの富貴蘭業界にモラルの低下が見られるようになったのです。あまり富貴蘭に関する知識がないまま、説明書きを鵜呑みにして購入してしまうと、痛い目に遭う可能性もあります。手元に届いてすぐに偽物と確認できるような違いであれば良いのですが、中には本物か偽物かの見分けがつくまでに数年かかってしまうケースもあるようです。