長崎県のハウステンボス
長崎県にあるハウステンボスはオランダに関するテーマパークです。長崎県にハウステンボスが作られた理由は、オランダと長崎県は歴史的に非常に関係が深いからですね。ハウステンボスは、今のオランダの女王陛下がお住まいになっている「パレス ハウステンボス」がモチーフになっています。なにやら、ハウステンボスを作るにあたっては、現在のこのパレスの外観を忠実に再現するならばということで、オランダ当局より許可を得て作られたそうですよ。現在ハウステンボスがある場所は、高度成長期に工業用地として海を埋め立てて造成された土地でした。
ところが長崎県のこの場所に進出して来る企業が現われず、長期間にわたり荒れ放題になっていました。そこで、この対策として森を再生し、環境を大切にし、自然と共生できる都市造りというコンセプトのもと長崎県にハウステンボスが作られたというわけです。この場所を観光地として再開発することが決まった時、ごくありふれたテーマパークではなく、環境を考えたエコシティーにしたいとの発想が生まれました。ほとんどのテーマパークは、遊びに行って帰ってくるというパターンの想定で開発されていますが、長崎のハウステンボスの場合「そこで暮らせるテーマーパーク」というコンセプトで作られており、他のテーマパークとは別な魅力を持っていると言えますね。
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ハウステンボスはエコシティ
長崎県のハウステンボスは、現在多くの人が関心を寄せるリサイクルやエコ、ロハスといった環境保護に関するキーワードについて15年以上前から着目し、実践してきたエコシティーと言えます。先ほども触れましたが、長崎県にハウステンボスを作るにあたり、まず工業用地として埋め立てられ造成された土地を、なるべく自然本来の姿に変えようとする作業から始まりました。土壌作りとして土を入れ替え、そして40万本もの木を植え森を作り、運河を堀って海水を引き込みました。特にこの運河については、本物の海を呼び戻すために、コンクリートで水際を埋める方法ではなく、砕いた石と土を使うことによって生物が住みやすい自然に近い環境にしたのだそうです。
このような様々な配慮のうえハウステンボスの土台を作っていったわけです。通常、テーマパークを作るためには、元々そこにあったもの、例えば自然や環境などを多少なりとも壊して作り上げるものですが、長崎県のハウステンボスの場合は自然に戻すところから始めたわけです。その結果、ハウステンボスに行くと気が付くと思いますが、ここには電柱や電線が一本もないんですよ。欧米では良く見られる風景ですが、これは電力や水道などのライフラインをすべて地中に埋設しているからです。これで地上の景観は良くなりますし、トンネルでラインを管理できるので保守作業が楽になるわけです。